2007年02月16日

オフィネット リサイクルトナー開拓史

オフィネットは1990年の創業以来、リサイクルトナーの先駆者として使命感をもってリサイクルの普及にまい進してまいりました。
オフィネットには長年培った販売実績、他社にはないノウハウがあり、また同時にリサイクルトナーへの熱い思いがあります。

「オフィネット リサイクルトナー開拓史」では、オフィネットがリサイクルトナー事業に業界に先駆けて進出した理由、背景などをお話したいと思います。

【1】黒い粉はやっかい者

レーザープリンターは、トナーという黒い粉を紙の上に転写して文字を写し出す機械です。トナーは印刷機で言えばインクにあたります。
つまり、レーザープリンターで印刷をすると、そのたびにトナーが消耗していくというしくみです。

トナーはとても細かい粉末で、この取り扱いが実にやっかいなシロモノです。
例えば古いタイプのコピー機ですと、トナーが切れたときはユーザーが自分でトナーをボトルからコピー機の中に注入する必要がありました。
経験がある方もいらっしゃると思いますが、これをやると必ずといっていいほどトナーの黒い粉で手が汚れます。大切な服が汚れてしまうことも多いです。空気中にトナーが舞い上がり、息が苦しくなることもあります。ちょっとミスをすると床にトナーがこぼれて大変なことになります。上司に怒られてしまうかもしれません・・・

トナーという黒い粉はこれほどやっかいなもので、カートリッジ式のトナーが誕生するまで、みんなの頭を悩ませていました。

【2】トナーを使う機械は壊れやすい??

トナーを使うレーザープリンターは、元はといえばコピー機の技術を応用して開発されたものです。
今は技術的にも改良されてはきましたが、少し前まではコピー機はかなり壊れやすいものでした。
コピーをしようとした時に限って、メンテナンスの人がコピー機をバラバラにして修理していて使えなかった、なんて経験はありませんか?

そうなのです。
コピー機は、大変メンテナンスに手間がかかるものなのです。

メンテナンスに手間がかかる理由の一つとして挙げられるのが、帯電〜定着までの機能を提供する感光ドラムや定着器の部分です。
お話は若干難しくはなりますが、コピー機やレーザープリンターなどのトナーを使う印刷機器は、どれもが「帯電〜感光〜露光〜現像〜転写〜クリーニング〜定着」のプロセスを経て印刷を行います。
ところが、これらのプロセスが大きな電気的負荷と摩擦を発生させながら機械的に行われるため、感光ドラムやブレードなどの部品の劣化が激しくなり、印刷枚数が多くなってくると不具合の発生がどうしても避けられません。

つまり、コピー機やレーザープリンターを使う限り、故障はつきものなのです。

【3】カートリッジ化により爆発的に普及

そこで登場したのがトナーの「カートリッジ化」です。
トナーをカートリッジに収納したことによって、使い勝手が格段に向上しました。
また、壊れやすい部分である感光ドラムやブレードなどをカートリッジに収納し「使い捨て」にしたことによって、メンテナンスフリー(故障がしにくくなる)が実現しました。
カートリッジ化によりとても使いやすくなったレーザープリンターは、販売数量の増加による価格下落とパソコンの普及により、その後爆発的に普及したわけです。

【4】カートリッジ化がもたらした「環境破壊」

ユーザーに圧倒的な利便性をもたらしたトナーのカートリッジ化は、一方で大きな影の部分を持っていました。
それが、カートリッジの使い捨てによる環境破壊です。

前述したようにレーザープリンターが消耗するのは黒い粉であるトナーです。
自動車でいえばガソリンにあたります。
ところが、カートリッジ化を進めてしまったために、トナーという黒い粉が無くなっただけで、カートリッジごと捨てなければならなくなってしまいました。

カートリッジにはトナーだけでなく、感光ドラムやブレード、PCRなど、機械部分が収納されています。
しかし、トナーが無くなったというだけで、まだ繰り返し使えるのに機械部分もまるごと捨てなければならなくなってしまったのです。

自動車で言えば、ガソリンがなくなったら車を乗り捨てろ、というようなものです。
いくら便利になったからといって、貴重な資源を無駄にし、使い捨てをして環境を破壊することは決して許されることではありません。

【5】メーカーの陰謀

オフィネットが創業する1990年は、ちょうどプリンターの世代交代の時期でした。
それまでプリンターはインクリボンを使うドットインパクトプリンターが主流でしたが、1990年頃を境にレーザープリンターに移行しようとしていました。
スピードが遅く、音がうるさく、印字が汚いドットインパクトプリンターから、スピードが速く、音が静かで、印字がきれいなレーザープリンターの時代が幕を開けたのです。

インクリボンの時代は、価格も1本1,000円〜5,000円くらいしかせず、価格の安い汎用品(新品でメーカー純正品でない商品)もありましたので、ユーザーはそれほど困ってはいませんでした。
しかし、トナーカートリッジの時代になってユーザーは大変困ることになりました。
1本なんど30,000円〜50,000円もするようになったのです。
使用頻度の多いお客様ですと、プリンター1台あたり数十万円の出費になってしまい、プリンターを買ってしまったが後の祭り、金食い虫であることに皆が気づきました。

トナーカートリッジの価格が高いしくみはこうです。
プリンターメーカーは、プリンターごとに形の違うカートリッジにして、メーカー指定純正トナーしか使えないようにします。
また、メーカーはトナーカートリッジの価格を思いっきりたかくします。
そして、メーカーは純正トナーの流通に制限をかけ、ユーザーが高い価格でしか買えないようにしました。

これによりユーザーは、不当に価格が高いトナーカートリッジしか買えなくなってしまいました。
ユーザーは、トナーカートリッジを自由に選ぶ権利を奪われてしまったのです。

このように、トナーカートリッジはその環境破壊性とともに、価格が不当に高いことも大きな問題でした。

【6】トナーのリサイクルを開始

「トナーカートリッジを使うユーザーは、値段が高くてあまりにも不利だ。」
「使い捨ては環境によくない。」

オフィネットはこの2つの問題点を解決するために、トナーカートリッジのリサイクル事業を開始しました。
関東地区では1番最初にリサイクルに取り組みはじめました。

「トナーカートリッジは再利用できるんですよ」
「捨てるのをやめて、リサイクルしましょうよ」

私たちの声は、ガンガンお客様に伝わり、響き渡りました。

「そうだよね、カートリッジを使い捨てちゃいけないよね」
「カートリッジ捨てるたびに罪悪感を感じてました」
「値段が高くて困ってました。安くなって本当に助かります」
「すばらしいビジネスですね。応援しますよ」

日々手ごたえを感じました。
販売量はどんどん増えていきました。

【7】パイオニアとしての社会的責任

今では、トナーカートリッジのリサイクル率は国内で25%に達しています。
私たちが日々普及に努めた成果だと自負しています。
トナーカートリッジが再利用されることにより、かなりの資源浪費が防止でき、環境に貢献できたと思います。

しかし私たちは、環境貢献をトナーカートリッジだけでは終わらせたくありません。
そのためにオフィネットは国際環境規格ISO14001の認証を取得し、オフィス用品のリユース(再利用)、リサイクル(再資源化)、リデュース(量的削減)を推進する環境負荷低減コンサルティングカンパニーを目指すことを決意しました。

今私たちの活動は徐々に成果を上げております。
エコリカ・リサイクルインクの普及率が7%を超えたのもその成果のひとつでしょう。

今後ともオフィネットは、地球環境の保全と、お客様の利益のために努力を続けてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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